これで全てが分かる!レイクの過払い金が入金されるまでの流れとは

消費者金融の金利を見ると、どこも上限はほぼ同じになっていますね。このような金利は、実は何十年もかけて徐々に引き下げられた結果、ようやく現在の金利になったという経緯があります。一番最近の法改正によって、今現在の消費者金融の利息上限は、全て20%を下回るものとなりました。この現行の利息で借りている人には関係のない話ですが、それ以前の高い利息で借りていた人は、現行の利息で計算をしなおして、払い過ぎていた利息については返還請求をすることができます。

今現在レイクと呼ばれているのは、実は消費者金融の社名ではなく、新生銀行のカードローンの名称なのです。もしも過払い請求をかけるのであれば、この新生銀行のレイクではなく、新生ファイナンスという会社に請求をかけなくてはいけません。新生ファイナンスは、現在新生銀行カードローンレイクの保証会社をしており、旧レイク時代の顧客を引き継いでいます。

過払い請求をかけるには、先ずこちらで計算をしなおさなければ話が始まりません。そのためには、計算に必要な数字を手に入れる必要があります。それが取引履歴というもので、カードローンの完済後に解約の手続きをすると、契約書と共に必ず送付されることになっています。弁護士など専門家に依頼していると、このような取引履歴の開示がなかなか行われない場合も、スムーズに開示されるようになるそうですよ。

さて届いた取引履歴の数字を元に、利息を計算しなおして、払い過ぎていた金額を算出します。これも、専門家にやってもらえば楽ですが、素人でもできない訳ではありません。そして、旧レイク(現新生ファイナンス)に対して過払い通知書を送付します。それに対する回答によって、交渉したり、また訴訟など法的な手段をとることになります。その結果、和解や判決によって、業者から決定額が口座に入金されます。これで、一連の過払い請求の手続きが完了することになります。

他の消費者金融と比べても、旧レイク(現新生ファイナンス)の過払い請求に対する態度は柔軟だそうですよ。そのため、交渉も比較的スムーズに進むことが多いようです。個人で請求をかける場合は、交渉のテクニックや、また法的な手続きについても勉強しておく必要があります。しかし、司法書士や弁護士に依頼する場合も、100%お任せではなく、このように大体の手順を知っておくことは重要ですね。

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