教えて!仕事してない人でもお金借りることが出来ますか?

消費者金融の場合、仕事をしておらず、従って収入のない人にお金を貸すことはできないことになっています。消費者金融でお金を借りるには、アルバイトやパートのように、少なくても一定の収入があることが必要条件なのです。これは、貸金業法という法制度によって決められてしまっていることなので、個人の状況によっては何とかなるという種類のものではありません。その人が自由にできるお金があろうとなかろうと、自分で稼いでいない限り、消費者金融でお金を借りることはできないのです。

例えば、専業主婦は自分自身の収入はありませんが、夫の収入を使って生活を切り盛りしています。そのため、生活費を自由に使うことができますし、その中から貯蓄したり、お小遣いを捻出することだってできますよね。しかし専業主婦は、消費者金融からはお金を借りることはできません。主婦がお金を借りたいのであれば、少くても収入を得ていることが必要なのです。

しかし、極端に少ない金額であれば、審査を受けることはできたとしても、その後の審査でやはり返済能力がないと判断される場合もあるでしょう。夫の扶養家族に入るには年収は103万円以下で抑える必要がありますから、そう高い年収は期待できないにしても、夫の年収も加味して余りに少なければ、審査には通らないかもしれません。

また、年金生活者も、年金を収入とみなすのであれば年収があることになるのですが、消費者金融ではお金を借りることはできないのです。年金生活であっても、どこかに働いて収入がなければ、専業主婦と同様、審査を受けることができません。もちろんこの場合も、この収入と年金収入の合計が一定額以下であれば、やはり審査には通らないと考えられます。

しかし消費者金融とは違って、銀行はこの法制度とは無関係です。そのため、専業主婦や年金生活者であっても銀行からお金を借りる事ができます。ただし、夫の勤務先や年収を申告する必要はありますよ。またもちろん、それ以外のいろんな事情で審査に落ちる可能性もあります。また、いくら銀行のカードローンが本人の年収とは無関係とはいっても、健康にも問題のない若い無職の人が審査に受かることは難しいでしょう。

年金生活に入った人は年齢が60歳を過ぎており、通常のカードローンの年齢制限の65歳まであまり余裕がありません。しかし、一部の銀行には年金生活者向けのカードローンとして、もう少し年齢に余裕をもって利用できるものもあります。この場合、最初から年金生活者に利用を絞っているため、一般枠のものより審査にも通りやすいという利点もあります。また、年金の受取口座をその銀行で作ると、利息が低くなったりしますよ。年金を受け取る年齢になったら、カードローンのことも念頭に置いて口座を作ることも大切ですね。

閉じる